相変わらず曇っているロンドンからBuongiorno(こんにちは)! 

前にイタリア人の生態第一弾をお届けしたんですが、周りにいる人たちがほぼ全員イタリア人なせいか?、またまた書き残しておきたい強烈な出来事がチラホラと湧き上がって来たんで、

 

今回は『イタリア人は食べる事になると何かとこだわりまくる』というトピックをお届けします。

イタリア人に白ご飯とみそ汁を出すとこうなる

ある日の午後8時ごろのこと。

色々なことに夢中になり過ぎてて全然気が付かなかったけど、

 

そういえばわたし、お腹めちゃめちゃ空いてんじゃね? ランチも食べてないし!

( ゚д゚)ハッ!としたんで、

 

手っ取り早くご飯炊いて、出汁もとって具だくさんのみそ汁を作ったんですね。

 

で、7時ごろには帰宅してやっぱり隣で色々ガチャガチャやってるうちのイタリア人に

「Steamed Rice(白ご飯)とMiso Soup(みそ汁)食べる?」

って聞くと「食べる」と言うんで

 

はい、食べちゃってください。

白ご飯とみそ汁

www.photo-ac.jpさんより

と出すと。

 

ガガガガーーーーーーッとみそ汁だけ全部飲んじゃってる

 

そして白ご飯を手にモジモジしながら「オレはどげんしたらいいと?」みたいなことになっている。

 

あなたは何をしているんですか?

と聞くと

 

スープの後のセコンドが全然味がないからどうしたらいいんだろう。

 

(-_-;)...そう来たか 

 

 

解説しよう。

イタリアのみなさんは下のような順番で食事をする習慣で育ってきていらっしゃいます。(特にディナーね)

  1. Aperitivo:食前酒
  2. Stuzzichino:おつまみ
  3. Antipasti:前菜
  4. Primo:第1の皿 ここにスープ、パスタ、リゾットなどがくる
  5. Secondo:第2の皿 ここで肉や魚料理がドカーンとくる
  6. Dolce:デザート
  7. Caffè:エスプレッソ
  8. Digestivo:食後酒

 

この時、うちのイタリア人の頭の中では

みそ汁=Primo
白ご飯=Secondo

となっており、見事にそれに従ってみたというわけですね。

 

「これからは和食にその順番を適用するのはやめて三角食べを覚えろ」

 

と提案したんですが、生まれてこのかたずっとかたくなに順番を守る食べ方をして育っている人にとって、

 

三角食べとか本当にありえない食べ方

だと。

 

よく考えてみると、三角食べをすると栄養バランスがよくなって大きく育つとか学校でずっと言われてましたけど、三角食べがありえないって言ってるイタリア人の方がはるかに大きく育ってるんですけど!!!

 

だったらそんなのにこだわらないで、うちのイタリア人が好きなように食べればいいわ!って事で収束。

 

現在はセコンドである白ご飯には

しょう油かレモンしょう油を大量にかけて食べております(爆)!!!

イタリア人とラーメン屋に行くとこうなる

Spritz a padova!

全然関係ないけど、この飲み物ね、スプリッツっていいます。 外で何か食べたり飲んだりするのが大好きなイタリア人にとって定番の野外飲料。(別に室内で飲んでも良いんだけどさ)

ちなみにロンドンでこれを頼むと「はい?」という位ボッタくりな値段。 

 

ところで、ワタクシとイタリア人2名とで麺屋Sasuke新店舗のソフトローンチ(お披露目&お試し期間
みたいなニュアンスか?)に行ってきた時のこと。

イタリア人2名とは、「うちのイタリア人」とまたまた登場の「歯医者キャンセル野郎」なんですが。

 

うちのは、既に博多で何度も長浜ラーメンを食し、豚骨ラーメンとは何たるかの基本は知っています(違

歯医者キャンセル野郎はこの今回以前に、一回だけロンドンで一緒に豚骨ラーメンを食べに行き、あれが彼の人生初ラーメン。

 

あれ以来、ラーメンをまた食べに行きたいとず~っとうるさかったんですが、何せロンドンで食すラーメンは高すぎるので、トルコ料理とかギリシャ料理とかイタリア料理とか中華とかペルシャ料理とか値段と量がもっと釣り合う方面に走ってしまい、キャンセル野郎にとっては一年ぶりのラーメン。

 

18時に開店するっていうんで、18時に最寄駅に集合し、いそいそと現地に向かったんだけど、思いっきり道を間違えて18時半ごろ到着。 

そしたら既にずら~っと長蛇の列が。

 

歯医者キャンセル野郎、ソワソワソワソワ落ち着かないので、一体何なんだろうと思ってると

 

「あの。。。僕ちょっともれそう。。。」

じゃトイレ借りてこいや。

 

列をすっとばして入口にいくイタリア人に何かこう冷たーい視線を浴びせる皆さんに

「いや、トイレ行くだけだから、うん」などと言い訳しながら行ってしまったのはいいんだけど、「ちょっと持っててくれる?」と預かった彼の荷物がこれまた大迷惑な代物で。

 

超巨大イースターエッグが2つ

何やねんホンマ。

 

20分ぐらい待ったころ、店内へ案内される。

メニューは味噌ラーメン、スパイシー味噌ラーメン、醤油ラーメン、つけ麺 全部1杯5ポンド。

サイドメニューが枝豆、からあげ、ミニブタ肉丼、と他に何かあったかもだけど忘れた。全品2ポンド。

この金額の手ごろさのせいで、イタリア人2名が

 

「じゃあラーメンもサイドも全部1個ずつ頼もうよ」

 

「ああっ?! 何言うとるねん。 頼み過ぎ!!! 特にどんぶりとラーメンを一緒に頼むのはやめとけって!」
と必死に阻止。

 

 

うちのイタリア人「じゃあこのカラアジェ1人一皿ずつ」


ワタクシ「何ですと❓」


うちの「カラアジェ」

※解説しよう。Karaageを思いっきりイタリア語読みするとカラアジェ

 

 

歯医者キャンセル野郎「カラアジェいいね! で、このミーゾって何」


ワタクシ「何ですと❔」


「ミーゾ」

※解説しよう。Misoを思いっきりイタリア語読みするとミーゾ

 

その後、3人ともミーゾラーメンを頼み、まずはスターターのカラアジェと枝豆を食べながら待つ、と。

 

おい、歯医者❕❕❕

枝豆をサヤごと食べるんじゃない。 口から出しなさい❕❕❕

既に2個サヤごと食べていた模様。 全く油断も隙も無いヤツである。

 

カラアジェの衣は一体何で出来ているんだとか、こっちが考えたこともない質問をしてくるし、ホント、あれは何で出来ているんだ❓ 

いやー個人的にはやっぱり豚骨ラーメンが好きだけど、ミーゾラーメンも悪くはなかったですね。


ていうかね、ラーメン食べに行って、こんだけ疲れたことないわ❕

まとめ:イタリア人にとって食べることは生きがい

彼らはただ単に食事を「空腹を満たす行為」なだけでなく、「大切な人たちが一同に集まり、みんなでワイワイおしゃべりしながら、長時間かけて楽しむ社交空間」と捉えている気がします。

 

だから

北イタリア(トレヴィーゾ周辺)は、昼1時から3時まで店も会社も閉まり、ゆっくりランチを食したり、

ディナーに行こうと友達同士で約束すると、大体19時ごろからアペリティーヴォするためにワラワラと集まりだし、21時ごろレストランに移動、そこから2~3時間かけて食事する感じ。

この辺は地中海沿岸諸国は共通してる気もしますが。

 

カテリーナはこの文化というか考え方、暮らし方がとてつもなく大好きです。

 

先日とても心に残るツイートを見かけました。

 

まさにこれなんですよ。

 

美味しい食べ物や飲み物は誰かを絶望から救い出す

 

「美味しい!」という感情は精神と身体への薬のようなものなのかもしれない。

これをイタリア人はGut(本能)の部分で知っていて、その薬を大切な人たちとゆっくり時間をかけてシェアする文化が熟成された。(とか言ってる割にはエスプレッソ飲む時だけは超絶速いけど)

 

常に時間との勝負みたいな日々の生活の中で、食事にゆっくり時間をかけたり、大切な人たちとしょっちゅう集まる、なんてことは難しいかもしれませんが、せめて月1でもいいからあなたにとって大切なあの人たちと、美味しいものやたわいもない会話であふれた空間をゆっくりシェアする時間をとってみてはいかがでしょう?

 

というわけで今晩も白ご飯とみそ汁のプリモセコンドで2時間粘りたいと思います(冗談です

 

 

 

それではここまで読んでいただいてどうもありがとうございました!