相変わらず曇り空で、はっきり言って天気予報番組が必要ないロンドンからこんにちは。

つい最近、ハリー王子とメーガン・マークル嬢が婚約をしたというニュースが出ましたね。世の中お祝いムード一色の中、斜め上情報サイトとしてふと疑問に思ったのは。。。

彼女は一体どういうビザで英国王室に入るんだ?

移民法、ビザというものは人生の3分の1以上日本以外で過ごしているワタクシ自身に常に付きまとっていたものなので、個人的にとっても興味あるトピックです。

というわけで、今回はメーガン・マークル嬢が取ると思われるプロセスについてお届けしたいと思います。

meghanquestion

結論から言いますけど、どうも一般人とは違う待遇をされるらしい。Home Officeの裁量でディズニーランドでいうFast Passがメーガン嬢には与えられるようです。

Prince Harry’s communication’s secretary, Jason Knauf, said Ms Markle would be “compliant with immigration requirements at all times”.

“I can also say she intends to become a UK citizen and will go through the process of that, which some of you may know takes a number of years,” he added.

ハリー王子専属報道官によると、マークル嬢は「いかなる場合でも移民法を順守する」だろうとし、「彼女は英国籍取得する意向で、それに向けてのプロセス、みなさんの中にはそれが数年かかるとご存じの方々もいらっしゃるでしょうが、を進んでいくつもりです。」
~ BBC UK Newsより抜粋

と、このようにケンジントン宮殿は全く特別待遇無しって言ってるんだけど、個人的にはこの「だろう」のくだりが非常に気になる。 マジで法律を守る気ならMs Markle WILLって言うんですよね。

メーガン嬢、フィアンセビザからスタート

アメリカ人であるメーガン嬢も移民法的には日本人と同じNon EU/EEAカテゴリーに入るんで、フィアンセビザ以外はあたしが過去に辿ってきた道を通らなければならない。

1.もし彼女が現時点でイギリスに住みたいなら、フィアンセビザ、もしくは結婚の為の特別ビジタービザを申請する必要あり。両方とも6か月有効。

このフィアンセビザを取るのが超絶大変だという噂で。

・本当に結婚するのか証拠を出したり(証拠ならオレたちが出てるニュースとか新聞を見てくれよな!とかHome Officeの職員にいうんでしょうかね)

・受け入れ側(ハリー王子)の年収が£18,600以上、もしくは£16,000以上の現金があるのが条件だったりって、余裕で上回るわなそりゃ

2.フィアンセビザの申請準備が終わったメーガン嬢、いざ申請です。
普通に申請するとビザを手にするまで約6か月かかるんですね、ってビザが来る頃(来年6月)にはもう結婚式終わっとるやん!というような方々の為に、Home Officeは24時間超特急サービスをご用意しております。ただし£1,400エクストラで払えよな。
 
ええ。イギリスは我々のような移民が避けて通れないビザをしっかりとビジネスにしております。
 
3.その次は、フィアンセビザは結婚後配偶者ビザに変わり、5年経った段階で永住権の申請になるんですが、その前に配偶者ビザを2回ほど更新する必要がある。めんどくさいですね。
まあ、メーガン嬢の場合、この辺りが大幅にカットされるんじゃないかと個人的には思ってますが。
最初のフィアンセビザを取ったらいきなりLife in the UKテスト辺りに飛びそうな気がする。

Life in the UKテストって何?

Life in the UKテストと言うのは、永住権または市民権を取りたい人が必ず受験しなければいけない英国のあらゆる事に関する「雑学テスト」みたいなもんです。
 
  1. 国王・女王は英国国教会の長である。 うそ・ほんと
  2. UKは国連に加盟している Yes・No
  3. ウェールズの守護聖人は誰でいつが彼の日? 4択から選ぶ

という感じの問題が出ます。 

公式問題集を買って勉強してる人も多いみたいですが、ワタクシはオンラインの模擬テストを10回だけやって、8回合格したんで大丈夫だろうと思って受けました。

永住権申請、その後メーガン嬢、めでたく英国民へ

4.一般の非EU・EEA国民の場合は、それこそ膨大な証拠書類を準備し、一日がかりでクロイドンのHome Officeで永住権を申請するわけですが、メーガン嬢の場合は、間違いなくそういう事をする必要もないだろうし、っていうか多分係員の方がケンジントン宮殿に行くんでしょうね。特別待遇ですね。

5.永住権申請料金は2017年12月現在、£1,875となっております。あたしの時が£400ぐらいだったから4倍以上値上がりしてます。もう本当に恐ろしいですね。まあ、ハリー&メーガンの場合、£18,750だったとしても余裕でしょうけど。(笑)

6.永住権取得後、丸1年経つと市民権申請が出来ますが、これも現在は恐ろしい金額になっています。 2017年12月現在£1,282です。

まとめ:メーガン・マークルが英国王室に入るために必要なビザは

メーガン嬢も一般人と同じビザが必要。というのが結論なんだけど、決定的に違うのは、普通なら永住権取得するのに最低5年かかる所を、Home Officeの計らいで大幅に短縮される可能性が高いところ。これをニュースで聞いた時は、特にうちのイタリア人が激怒だったんですけどね。

個人的に非EU/EEA国民としてHSMPビザ+ワークパーミットで5年、その後永住権、そして市民権取得という道筋を辿って来て、彼女が王室メンバーと結婚するという理由だけでファストトラックを用意されるというのはほんっとうに納得がいかないんですけれども。

これまでに、フィアンセが英国人だけど、年収が規定金額以下でビザが取れなくて離れ離れで暮らしてる人たちを何人か見て来ました。

メーガン嬢にはどうか、王子と結婚する事で既に自分に与えられた特権がいかなるものか最低理解だけはしてもらいたいと思います。

余談ですけど、エリザベス女王は世界でも数少ないパスポートが必要ない人物。あたしの名の下で発行してるパスポートなんだからあたしはいらないの、というノリですね。この方も小ネタのオンパレードなので、そのうち別記事に書いてみたいと思います。

それではここまでお読みいただきどうもありがとうございました!